先月の枕獅子といい、今月の金閣寺といい
舞台の上の後見さん(黒衣さん)の仕事が多い舞台を観ると
やはり、この世界で親がいないことの難しさを感じた。
もし、先代があれほど早くに亡くならなければ
時蔵家としてお弟子さんももっと育っていただろう。
今いる時蝶さんは三代目さんのお弟子さん
竹蝶さんは当代のお弟子さん。そのあいだがいないのだ。
別に竹蝶さんや最近入られた一蝶さんが悪いというのではない
だが、やはり舞台の後見さん、この人なら安心という人が
1人くらいいてくれるとみていても安心できるな・・・と
芝喜松さんとか、守若さんとか、鴈乃助さんとか・・みたいな?(笑)
じゃないと後見さん(黒衣さん)が動くたびにドキドキしちゃうんだもの
(勝手なこと書いてごめんね♪)
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10/1 御園座初日
雪姫さま〜♪・・と駆けつけてみる(笑)
初役の初日、序幕はまだまだ硬い感じがある。
それと設定が八重垣姫にも重なる、上手の別間にいる姿
なんとなしおとなしい姫君様風に感じた。
それが大膳の部屋に移って直信を斬りに行くという軍平を止めるところから
強めのセリフ回しとなり、姫の印象も変わった。
そして「親の敵大膳やらぬ」から結構強い。
雪姫ってこうなの?(笑)
金閣寺って、歌舞伎初年度の05年の納涼で観たけど
歌舞伎で初めて寝た演目として記憶に刻まれているのだ。
よってほとんど覚えていない。だから雪姫ってこうなの?・・と。
なんとなく雪姫の人物像がまだ一貫してないように見えた。
ちょっと厳しい観方かな?
でも場面場面はそれぞれはとても良いのよ。
特に直信との別れの場面が印象的。
こんな場面、05年のにはなかった気がする(そんなわけはない・笑)
これを見ると雪姫は人妻だってことが感じられるような
他の姫より大人な空気が漂っていた。
時蔵さんにしては初日感たっぷりな舞台、
おととしの「将門」を思い出した。雪姫が東京の舞台じゃなくてよかった(笑
実はもう一つのお役、桂@修禅寺物語、これも初役だったのよ。
で、これがダークホース、とてもいい。
現在の自分の境遇に満足せず上をめざす姉娘、
それをなだめる妹やその夫に対するきつい態度、
似合ってるわ〜、はまってるわ〜(笑)
これ、何度も見たいくらい、無理だけど。
でも、雪姫にしろ桂にしろ、
先月の尾上をやりながらもお稽古したのかしら・・と思うと、
頭がさがる思いがするね(違うかもだけどさ)
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平成20年9月
この月はある意味、記憶に残る月となる気がする。
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今回、加賀見山ばかりがファンにとって嬉しいのではない。
時蔵さんの踊りを拝見できるという意味で『枕獅子』もかなり嬉しい。
傾城での登場の時の匂うような美しさ。
手踊りになった時のパッと花咲いたような明るさ。
そして毛振りまで見せてくれてしまう。
この枕獅子に関して、歌舞伎モバイルのクローズアップのインタビューで
興味深いことを時蔵さんが話されている。
今回の枕獅子の獅子の部分、
「『鏡獅子』のように神聖な獅子が乗り移るというよりは、
ご趣向で傾城が獅子になって踊るというイメージ・・・・」
でやられてるそうだ。
確かにこの獅子は隈らしい隈も取らず、衣裳も裾を引く形だ。
獅子ものはみんな獅子が乗り移る系だと思っていた私には
目からウロコ(笑)
女方さんのやる石橋系ってみんなそうなのかしら?
ちょっと来月の福助さんのも比較の為、観てみたくなった
(本当はパスする予定だったんですよぉ〜・笑)
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そんなことは私の知ったこっちゃないのだけど(笑
何度か今回の加賀見山を見ているうちに
この尾上はどんな身の上の人なんだろうかと
なんとなく考えてしまっている。
こんなお屋敷に奉公にあがれるくらいなのだから
それなりに立派なおうちの娘なのだろう。大店の娘。
きっちりした商売をあきなう父親に、やさしい母親。
器量よしの上に性格もよくみんなに愛され育てられ・・
御奉公が決まった時には周囲が喜びもしただろう。
母親は娘を手元から放すことにちょっと不安はあったかもしれないが
娘の将来のため、数年のご奉公と、言い聞かせ
笑顔で見送ったのではないだろうか
実際この手の奉公は何年ぐらいなのだろう
あと3年で年季もあけ・・・・と手紙に書いてあったよね?
3年経てば娘が戻ってくると思って過ごすこの家の家族にとって
尾上の身に起こった出来事は一体・・・
お初が岩藤を討って「ご無念を・・・」と言ったところで
尾上の両親の所に娘が戻ることはないんだよ
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